学習曲線:成果は努力に比例しない

わかり方(成果)と読んだ回数(努力)の関係を学習曲線と呼ぶことにします。

ここで大切なことは、学習曲線は直線ではありません。すなわち、成果は努力に比例しないということを頭に叩き込んでおくことです。いくら努力しても一向に成果が上がらないという状態が続きますが、それでもめげずに努力を続けると、急激に成果が上がり始めるわけです。そこまで粘るかどうかが勝負の分かれ目です。

具体的にいうと、わかり方は読んだ回数に比例しません。7回目位までは、わからないことだらけです。ところが、8回目位からわかるところが急激に増えてきます。7回目では10%位しかわかるところがなかったが、8回目では30%、9回目では60%、10回目では90~100%という具合に、急速にわかるところが増えてきます。だから、7回目位までは全くわからなくて当たり前です。8回目でもよくわからない。9回目でもわからないところがかなりある。それでもよいのです。

これは、高校の物理や数学などの例です。

中学生レベルでは、ここまでわからない内容や問題はありません。

中学生は、学校のワークを7回やることを目標にして下さい。